プラティアを植えてはいけないって聞くけど、なぜ?植えちゃいけない理由を知りたい。
このような疑問に答えます。
結論から言うと、
- 葉が繊細で弱い、踏みつけに弱い
- 強い日差しで枯れる
など、プラティア自体がちょっとしたことで枯れやすいため、植えてはいけないといわれています。
当記事では、
- プラティアを植えてはいけない理由
- プラティアの繁殖力は高いのか?
- プラティアを健康に育てるためのポイント
について分かりやすくご説明します。
プラティアを植える際のお役に立てれば幸いです 。
プラティアを植えてはいけない理由
プラティアは、雑草を抑制するためグランドカバーとして人気があります。
ただ、以下で紹介する4つのデメリットがあり、植えてはいけないといわれる原因になっています▼
- 踏みつけに弱い
- 虫に葉を食べられる
- 直射日光に弱い
- 高温多湿に適さない
植えてはいけない理由①:踏みつけに弱い
踏みつけると枯れてしまいます。
プラティアの葉や茎は非常に繊細です。
そのため、歩行者が頻繁に通る場所に植えると、重さや衝撃に耐えられず傷んでしまうことが多いです。
踏みつけに対する強度、いわゆる『耐踏性』に関しては、プラティアはグランドカバー植物の中では、あまり優れていない方です。
なので、通路などに植えるとすぐに枯れてしまい、植えた意味がなくなってしまいます。
植えてはいけない理由②:虫に葉を食べられる
プラティアの葉は、虫に食べられることが多いです。
例えば、
- ダンゴムシ
- ナメクジ
などにとって、プラティアの柔らかい葉っぱは、最高のご馳走となります。
なので、気付いた時には、ダンゴムシやナメクジがプラティアの周りに発生し、葉をすべて食べられてしまったということも普通にあります。
実際、X(旧ツイッター)上でも、
「プラティアのほとんどをダンゴムシとカタツムリに食べられてしまった」
と嘆いている人がいました。
プラティアがほとんどダンゴムシとカタツムリに食われてしまった…
— 伊吹 (@suzune141) September 22, 2018
とりあえずオルトランDXを撒いて、プラティアの近くにお庭の虫コロリを設置
猫が来るかもしれないから、パラパラ撒くタイプの毒餌は使えないんだよな〜
このような被害は経済的にも損失が大きく、気分も良くありません。
また、虫嫌いの方にとっては、プラティアは『虫を引き寄せる植物』として敬遠する方も出てくるかもしれません。
植えてはいけない理由③:直射日光に弱い
プラティアは、強い日差しに弱い植物です。
プラティアは夏の厳しい日光が長時間当たると、簡単に『葉焼け』を引き起こし、しおれてしまうことがあります。
常に日が当たる場所での栽培では、健康が損なわれ、鮮やかな葉の色も失われてしまいます。
特に質素なスペースに植えた場合。
葉が茶色く焼けてしまい、それが広がると、見る人は期待外れしてしまう可能性が高いです。
植えてはいけない理由④:高温多湿に適さない
高温多湿の環境に適応できません。
元々プラティアはニュージーランド原産。
日本よりも気温が低く、降水量も少なめと、比較的穏やかな気候で育っていた植物です。
そのためか、日本のような高温多湿の環境にはあまり適していません。
特に、
- 梅雨時の長雨
- 夏の高温期
では、根が腐りやすく、苗が弱ってしまうことがあります。
なので、近年の気候変動の場合、日本ではすぐに枯れてしまう可能性はあります。
プラティアの繁殖力は高いのか?
一部のネットでは、
- プラティアが増えすぎてヤバいことになる
- 繁殖力が強い
という噂がささやかれることがあります。
しかし、結論からいうと、プラティアはそれほど高い繁殖力を備えていません。
プラティアは多年草であり、地下茎を持ってはいます。
なので、増殖することは確かですが、他の植物を枯らすような力は持っていません。
実際、X上でプラティアを植えた人を調べてみると、
- 「プラティアはゆっくりと増殖している」
- 「プラティアを植えたけど、少し伸びてきた程度」
と、増殖力がそこまで高くないことが分かります。
グランドカバーの成長記録🌱
— 花好きさん (@hanasukisanne) September 16, 2023
タピアン、クローバーばもっりもり🌱
プラティアは、ゆっくりゆっくり、でも確実に広がってます🌱
セダムは、ちぎって増やしてちぎって増やして着々と増殖中🌱 https://t.co/qSxBHt0CnY pic.twitter.com/29IX6G61Dx
ですから、プラティアを植えたとしても、一気に増殖するわけではありませんので、ご安心を。
プラティアを健康に育てるためのポイント
プラティアを枯れずに大事に育成する場合は、以下の2つのポイントがあります。
- 植える場所は『半日陰』
- 地域によっては鉢植えの栽培にする
植える場所は『半日陰』
まず重要なのは、直射日光が当たる場所を避けることです。
プラティアは、その性質から『半日陰』の環境を好む傾向があります。
■半日陰とは?
1日のうちで半分くらいの時間は日光を受け、残りの半分は日陰になる場所を指す言葉。
具体的には、午前中に日光が当たって、午後からは建物や木などによって影ができる場所
その人の環境によっては、半日陰の場所を探すのは難しいかもしれません。
ですが、半日陰でないと、気付いた時には枯れてしまった…なんてことも可能性としてありえますので、注意して植えましょう。
地域によっては鉢植えの栽培にする
寒冷地でなく、夏が蒸し暑く長雨が多い地域に住んでいる方は、庭植えを避け、『鉢植え』での栽培をお勧めします。
夏は半日の日光が理想的で、日陰に移すなど、鉢植えならば環境を手軽に調整できます。
また、雨の多い日は屋内に置くことで植物を保護できます。
そして、夜間に活動するナメクジやダンゴムシからの食害を防ぐため、夜は屋内に入れることが効果的です。
プラティアを植えてはいけない理由に関するまとめ
今回は、プラティアを植えてはいけない理由などについて情報をまとめてみました。
プラティアは、植える場所を間違えたり、その地域の環境によっては、あっという間に枯れてしまいます。
なので、植える場所・環境に注意した上で、優しく育ててあげましょう。