オレガノを植えてはいけないって聞くけど、なぜ?植えると大変なの?
このような疑問に答えます。
結論から言うと、増殖力がとても高いため、植えてはいけないといわれています。
なので、地植えよりも、プランター・鉢植えで育てることをオススメします。
当記事では、
- オレガノを植えてはいけない理由
- オレガノの増殖を止めつつ栽培する方法
について分かりやすくご説明します。
オレガノを植える際のお役に立てれば幸いです 。
オレガノを植えてはいけない理由
オレガノを植えてはいけないといわれる主な理由は、以下の3つです。
- 増殖力が強い
- 周囲の植物の養分を吸収する
- 収穫量が多すぎて処理できない
植えてはいけない理由①:増殖力が強い
あっという間に増殖します。
オレガノは、株分けや挿し芽だけでなく、こぼれ種や地下茎からも簡単に増える特性を持っています。
非常に丈夫で、手入れをしなくても育つとされるオレガノですが、放っておくとあちらこちらに芽を出し、どんどん増えてしまいます。
実際、X(旧ツイッター)上で調べてみると、
- 「大量に増殖して結構抜いたけど、まだ終わらない」
- 「放置したら増殖してお隣の畑まで浸食してしまった」
などの声が多くありました。
この地に適応しているオレガノくん、放置されて増殖しすぎてて、生えてたところのお隣の畑にまで侵食しててそこの畑のマダムが困ってたのを、筋力担当の夫が掘ってどけた(ついでに株ももらった)、という経緯。
— 降燕雪兎 (@kdrtbmykt) April 11, 2024
ガーデニングマダムが多い中で30代男性を筋力として派遣できるの、我が家の強み
荒れた庭の掃除をして、気持ちがスッキリ❗花なのか雑草なのかよく分からない植物は取り敢えず抜いた。あと、オレガノが大量増殖してて、根っこから抜けるやつは抜いたけど、まだ沢山残ってる😓薔薇はトゲが苦手だから短く切った。(本当は根っこごと抜いてしまいたいけど無理。)
— かたつむり (@den_den_mushi_1) April 17, 2024
このように、管理することを放置していると、庭の掃除が大変になるどころか、他の人に迷惑をかける恐れも出てくるのです。
植えてはいけない理由②:周囲の植物の養分を吸収する
周りに植えている植物の養分を吸い取ってしまいます。
オレガノは根が強く広がるため、同じ鉢に他の植物と寄せ植えする場合や、庭で他の植物の近くに植える場合には注意が必要です。
オレガノが他の植物の分まで養分を吸収してしまうと、オレガノだけがどんどん増殖。
寄せ植えや庭のデザインが崩れてしまう恐れがあります。
植えてはいけない理由③:収穫量が多すぎて処理できない
予想を超えて収穫が多く、収穫自体が大変になります。
地植えにしたオレガノはよく育ち、大量に収穫できます。
オレガノが大好きな人からすれば、
大量に収穫できるなんて最高じゃん!
と、大きなメリットに思う人もいるでしょう。
ただ、オレガノは香りが強く、いざ料理で大量に使おうとすると、かなり難しいハーブなのです。
そのため、たくさん収穫できても使いきれず、持て余してしまうことがよくあります。
結果として、収穫が追いつかなくなり、鉢植えに戻したり、引き抜いて処分することになりかねません。
オレガノの増殖を止めつつ栽培する方法
オレガノの増殖を防ぎつつ栽培する方法は、以下の4つです。
- 鉢植え・プランターを利用する
- 根止めを利用する
- こまめに剪定する
- 種の発生を防ぐ
鉢植え・プランターを利用する
鉢植えやプランターを使って栽培するようにしましょう。
食用目的やコンパクトに育てたい場合には、鉢植えが適しています。
鉢植えにすることで根の成長に制限がかかり、収穫が追いつかなくなるほど増えるのを予防できます。
ただし、鉢植えで育てる場合は、根詰まりに注意が必要です。
鉢底から根が出ていたり、水はけが悪くなってきたら、4月から5月または10月頃に植え替え作業を行いましょう。
根止めを利用する
地植えをする場合、何も対策しないと、一気に増殖します。
なので、
- 根止めシートを使用する
- ブロックで区切る
などの増殖対策を必ずしてください。
これらの対策をすることで、周囲にある植物に対して悪影響を与えるのを防ぐことができます。
こまめに剪定する
伸びすぎた茎や混み合った部分は剪定しましょう。
オレガノの増殖力は、根止めをするだけでは止めきれない可能性があります。
なので、定期的に剪定を行った方が良いです。
オレガノの剪定は、花が終わった秋から春にかけて行うのが理想的です。
また、寄せ植えにする場合は、
- 鉢の中に仕切りを設ける
- 別々の鉢に植える
などの対処法を行えば、オレガノの根が他の植物に悪影響を与えるのを防げます。
種の発生を防ぐ
種ができる前に花を摘みましょう。
オレガノはこぼれ種で増える植物なので、花がらを放置すると種が落ちて新しい芽が出てきてしまいます。
そのため、こぼれ種による増殖を防ぐには、花がらを早めに摘むことが最も効果的です。
鉢植えでオレガノを育てている場合も、周囲に土があるなら、花がら摘みをすることで種が落ちて増えるのを防ぐことができます。
オレガノを植えてはいけない理由に関するまとめ
今回は、オレガノを植えてはいけない理由と、増殖を防ぎながらの栽培方法について情報をまとめてみました。
オレガノを気軽に植えてしまうと、その増殖力から周囲の植物どころか、他の人に迷惑をかける可能性も出てきます。
なので、地植えよりも、鉢植え・プランターなどで栽培することをオススメします。
ちなみに、オレガノの枝は剪定後に束ねて吊るすことで、ドライフラワーに。
使い切れなかったオレガノは、しっかり乾燥させて密封容器に入れることで、長期間保存できますので、 お好みの方法で楽しんでください。