アジュガを庭に植えたいと思っているんだけど、植えてはいけない理由ってあるの?
このような疑問に答えます。
結論から言うと、アジュガは増殖力が高いことと、乾燥で枯れやすいことから植えてはいけないと言われています。
ただ、それぞれ適切に対処をすれば、庭に植えても問題はありません。
当記事では、
- アジュガを植えてはいけない理由
- アジュガを植える際に注意するべきこと
について分かりやすくご説明します。
アジュガを植える際のお役に立てれば幸いです 。
アジュガを植えてはいけない理由
アジュガを植えてはいけないと言われる主な理由は、以下の3つです。
- 増殖力が高い
- 乾燥すると枯れやすい
- 有毒成分を持っている
植えてはいけない理由①:増殖力が高い
アジュガは増えやすい植物です。
アジュガは、その地表を這う性質を持つ『ランナー』という茎を利用し、増殖する能力があります。
増殖する速さは、品種によって違います。
ただ、アジュガはその強い生命力を活かして、予期せぬ方向にランナーを伸ばし、育つ範囲をどんどん拡大。
結果、他の植物が育っているスペースを侵し、生育状況に悪影響を及ぼす可能性があります。
植えてはいけない理由②:乾燥すると枯れやすい
乾燥に弱い性質を持っています。
環境が良ければ、いくらでも増殖するアジュガ。
しかし、乾燥しやすい環境では、すぐに枯れてしまいます。
実際、X(旧ツイッター)上では、
- 「庭の土がすぐ乾燥してしまい、アジュガがいつも萎びてしまう」
- 「乾燥気味な庭だとアジュガが増えない」
と、嘆いてる方が複数いました。
庭の土、水持ち悪すぎるのか、すぐ乾燥してしまってアジュガがいっつも萎びた状態になる。
— ぐら🎅雪山スノーマウンテン🐝 (@witch_gra) April 26, 2017
バーミキュライトでも混ぜておくべきだったか
またアジュガを買ってきた…
— ピノハート (@pinoheart88) November 11, 2023
うちの乾燥気味庭だと増えない
スーパー行く途中のお家にはみっちり生えてたりするんだけど…。北側なのが良いのかな~。ヒューケラも全然ネットで見るような立派なのにならない…😇
なので、常に日が当たる場所で栽培しようとすると、すぐに枯れてしまうため、注意が必要です。
植えてはいけない理由③:有毒成分を持っている
毒性を持った植物です。
アジュガの根や茎には、『アルカロイド 』という毒性成分があります。
一応、このアルカロイドは、昔から医薬品・農薬などに使われており、人の役に立つものではあります。
ただし、直接口にしたり、多量に摂取すると、健康被害を引き起こす可能性があります。
具体的には、以下の症状が出るとされています。
- 嘔吐
- 下痢
- 元気消失
- 痙攣
場合によっては、命に危険が及ぶ可能性もあるため、
- 小さいお子さん
- ペット(犬、猫など)
がご家庭にいる場合は、注意してアジュガを植えなければなりません。
アジュガを植える際に注意するべきこと
アジュガを植える時には、以下の3つに注意してください。
- 増殖対策をする
- 定期的に剪定作業を行う
- 乾燥しやすい場所には植えない
増殖対策をする
アジュガを増殖させたくないのであれば、対策を施しましょう。
対策としては、以下の3つがあります。
- 花壇で栽培する
- レンガや石でエリアを区切る
- 根止めシートを利用する
ちゃんとスペースを区切って育成すれば、他の植物に悪影響を与えずにすみます。
定期的に剪定作業を行う
定期的に手入れはしてください。
アジュガは、ランナーと呼ばれる部分が地面を這うように広がります。
なので、他の植物の生育スペースを奪わないように、定期的な剪定が必要です。
特に、グランドカバーとして使用する場合は、その成長を注意深く監視し、必要に応じてランナーをカットしてください。
また、アジュガの根は浅いため、広がりすぎてしまった場合には容易に抜き取ることができます。
アジュガの繁殖が気になる時は、余分な部分を根本から抜いて調整しましょう。
乾燥しやすい場所には植えない
乾燥しやすい環境を避けてください。
アジュガは、直射日光が強い場所や、常に土が乾燥している所では、すぐに枯れてしまう恐れがあります。
なので、日陰になる場所に植えてください。
ただ、夏の時期になると暑さが厳しくなるため、土も乾燥しやすくなります。
そういう場合は、こまめに水やりをしましょう。
ちなみに、鉢植えで育成する場合、土の量が限られています。
そのため、夏になった場合は、毎日、朝と夕方にアジュガの様子を見て、乾燥していると思ったら水やりをしてください。
アジュガを植えてはいけない理由に関するまとめ
今回は、アジュガを植えてはいけない理由と、植える際の注意点について情報をまとめてみました。
アジュガは乾燥で枯れやすいですが、環境さえ整っていれば、増殖する力を持っています。
庭をアジュガでいっぱいにしたくない!というのであれば、定期的なお手入れは必ずしましょう。