ラミウムを植えてはいけない理由は増殖|増えすぎ対策も説明

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ラミウムを植えてはいけない理由について

ラミウムを庭に植えてみたいんだけど、植えちゃダメなのかな?

このような疑問に答えます。

結論から言うと、ラミウムは増殖力が高く、他の植物に悪影響となるため、地植えはあまり推奨されていません

当記事では、

  • ラミウムを植えてはいけない理由
  • ラミウムを栽培する時のポイント

について分かりやすくご説明します。

ラミウムを植える際のお役に立てれば幸いです 。

目次

ラミウムを植えてはいけない理由4選

ラミウムを植えてはいけないといわれている主な理由は、以下の4つです。

ラミウムを植えてはいけない理由
  • 増殖力が高い
  • 他の植物の成長に悪影響を与える
  • 雨に打たれると弱る
  • ナメクジが発生しやすい

増殖力が高い

まず、地下茎による増殖は脅威的です。

ラミウムには、以下の2種類があります。

  • ラミウム・マクラツム:草丈約20cm、紫色・ピンク・白色の花を咲かせる
  • ラミウム・ガリオブドロン:草丈約40cm、黄色い花を咲かせる

どちらの品種も這うように成長し、耐寒性・耐陰性があるためグランドカバーに適していますが、地植えには注意が必要です。

ラミウムは、地下茎やほふく枝で広がりやすく、地植えすると急速に増殖し、管理が難しくなります

また、地下茎などでラミウムの株から離れた場所にも新芽が出ることがあります。

成長速度が速いため、放置すると雑草のように広がってしまいます

一応、増えすぎたラミウムは引き抜いたり除草剤で対処は可能です。

ただし、地下茎が地中に残っていると再び芽を出し、完全に除草するのに時間がかかってしまいます。

他の植物の成長に悪影響を与える

ラミウムは、他の植物の成長を阻害します。

ラミウムは独特の葉を持つため、寄せ植えにすると良いアクセントになります。

しかし、その旺盛な成長力で広がりやすく、寄せ植えをしている場合は注意が必要です。

ラミウムが増えすぎると、他の植物を覆ってしまい、結果的に他の植物の成長を妨げてしまいます

他の植物が隠れてしまったり、生育が阻害されることがあるため、ラミウムを植える際には十分にスペースを確保することが大切です。

雨に打たれると弱る

ラミウムは、雨に特に弱い植物です。

ラミウムは高温多湿や長雨に弱く、長期間雨が続くと腐って枯れてしまうことがあります。

多年草であるラミウムも、雨の影響で年を越せずにダメになる可能性があります。

そのため、水はけが悪い場所や雨がよく当たる場所には植えないほうが良いでしょう。

特に地植えの場合、一度植えると場所を移動させることが難しいため、最初に植える場所を慎重に選ぶ必要があります。

ナメクジが発生しやすい

ラミウムを植えると、ナメクジが発生しやすいです。

ラミウムは直射日光や高温を苦手とするため、半日陰で育てるのが適しています。

しかし、日当たりが悪く湿度の高い環境では、ナメクジが発生しやすくなるというデメリットがあります。

ナメクジが発生すると、ラミウムの葉が食べられてボロボロになってしまいます。

ラミウムをグランドカバーとして使用する場合、多湿な環境がナメクジの温床となりやすく、発生に気づきにくいので注意が必要です。

とはいえ、ナメクジの対策を行えば問題は解決できます。

また、ラミウムに発生する害虫は春と秋のアブラムシ程度なので、比較的管理がしやすい植物です。

ラミウムを栽培する時のポイント4選

ラミウムを植える時は、以下の4つを重点的に行いましょう。

  • 地下茎の広がりを防ぐ
  • 剪定で繁殖を抑える
  • 多湿環境を避ける
  • ナメクジの被害を抑える

地下茎の広がりを防ぐ

ラミウムを育てる際に最も重要なのは、地下茎をしっかり制限して過剰な繁殖を防ぐことです。

ラミウムは根が比較的浅いです。

そのため、根止めシートで栽培エリアを区切れば、地下茎が広がらないようにできます

既に不要な場所に広がってしまったラミウムの場合。

新芽が出るたびに根を残さないように掘り起こして駆除してください

他の植物がない場合は、地下茎を持つ植物に有効な除草剤を使うこともできます。

鉢植えで育てる場合、地下茎を制御できますが、底穴から根が出て地面に触れると、その場所から繁殖します

ですから、鉢植えを使う時は、直接地面に置かないようにしましょう。

剪定で繁殖を抑える

定期的に剪定を行いましょう。

ラミウムは這うように成長し、茎が地面に触れると根を出す性質があります。

なので、地下茎の対策だけでは十分に繁殖を防げません。

育てるエリアを決めた後、ラミウムの茎がその範囲を超えないように、伸びすぎた部分を切り落としましょう

また、ラミウムは多湿に弱いです。

5月から6月にかけての花が終わった後は、花がら摘みと合わせて風通しを良くするための剪定を行ってください。

特に、花がらや傷んだ葉を放置すると、カビによる病気が発生しやすくなります。

多湿環境を避ける

多湿な状況に注意してください。

ラミウムが枯れる原因の多くは、高温多湿を避けることで予防できます。

対策としては、以下の3つ。

  • 剪定して風通しを良くする
  • 水はけの良い土に植える
  • 完全な日陰ではなく、明るい日陰に植える

さらに、できるだけ雨が当たらない場所に植えるか、雨が続く場合には雨除けを施すことをお勧めします。

水やりをするときは、花や葉に直接水がかからないよう注意してください。

ナメクジの被害を抑える

ナメクジ対策も重要です。

ナメクジは、水はけの良い土で風通しよく育てれば予防できますが、それでも発生することがあります。

ナメクジが発生した場合、植物や土壌に悪影響を及ぼす熱湯や塩を使用するのは避けてください

葉の上に光る跡が見られたら、ナメクジが潜んでいる可能性が高いです。

なので、ナメクジが活動する夜に捕まえたり、効果のある薬剤を使って対処しましょう。

ナメクジが頻繁に発生する場合は、植えている場所の環境を見直したり、忌避剤を使用することを検討してください。

ラミウムを植えてはいけない理由に関するまとめ

今回は、ラミウムを植えてはいけない理由と、植える際のポイントについて情報をまとめてみました。

ラミウムは増殖力が高いため、気軽に地植えしてしまうと、一気に広がってしまいます。

なので、ラミウムを植える前に根止めシートを使用したり、植えた後は剪定を定期的に行いましょう。

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