西洋ニンジンボクを植えてはいけない理由3選|毒性と巨大化に注意

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西洋ニンジンボクを植えてはいけない理由

西洋ニンジンボクを植えたいと思っているけど、何かデメリットってあるの?

このような疑問に答えます。

結論から言うと、主に毒性巨大化する性質があるため、植えてはいけないといわれることがあります。

ただ、適切に対策すれば、栽培しても大丈夫です。

当記事では、

  • 西洋ニンジンボクを植えてはいけない理由
  • 西洋ニンジンボクを植えるメリット
  • 西洋ニンジンボクを後悔せずに栽培するポイント

について分かりやすくご説明します。

西洋ニンジンボクを植える際のお役に立てれば幸いです 。

目次

西洋ニンジンボクを植えてはいけない理由

西洋ニンジンボクを植えてはいけないといわれる理由は、以下の3つです。

  • 有毒成分を持っている
  • 上下左右に巨大化する
  • 花に昆虫が引き寄せられる

順番に説明していきます。

有毒成分を持っている

西洋ニンジンボクは毒性を持っています。

かつて西洋ニンジンボクは、

  • ハーブ
  • コショウの代用品

などに利用されていました。

しかし、この植物には毒性があり、肌に触れると以下のような症状を引き起こす可能性があります。

  • 吐き気
  • めまい
  • 皮膚炎

ただ、誰でも確実にこの症状が出るというわけではありません。

ネット上では、

「素手で触っても全然問題なかった」

「何度も素手で触りましたが、影響はありませんでした」

という投稿がいくつかありました。

ですが、肌が弱い方の場合は症状が出る可能性があるため、注意しなければいけません。

上下左右に巨大化する

西洋ニンジンボクは大きく広がります。

西洋ニンジンボクの樹高は、約2~3メートル

また、横方向にも約3メートルに広がり、まんまるとした形に成長します。

そのため、庭に地植えする場合、縦横3メートルほどのスペースが必要となります。

なので、狭いスペースに植えると、他の植物の成長を妨げたり、風通しや家の日照を悪くする可能性があります。

実際、西洋ニンジンボクが巨大化したことで、困っている人がX(旧ツイッター)上にいました。

ですから、何も考えずにどこでにも植えていい植物とはいえないのです。

花に昆虫が多く集まる

西洋ニンジンボクの花に多くの虫が発生します

西洋ニンジンボクの花が咲くと、その蜜を求めてハチや蝶が集まってきます。

特に多いのが、『クマバチ

クマバチは穏やかな性格の蜂であり、こちらから刺激しない限り刺されることはありません。

仮に刺されても、痛みはありますが、毒性は弱いとされています。

ただし、虫嫌いの方にとっては、西洋ニンジンボクの近くをクマバチが飛ぶ光景に良い印象を持たないかもしれません。

西洋ニンジンボクを植えるメリット

メリット

毒性や巨大化する性質から、植えてはいけないといわれる西洋ニンジンボク。

ただ、一方で以下のメリットも存在しています。

西洋ニンジンボクのメリット
  • 乾燥と暑さに強く育てやすい
  • 病気や害虫の被害が少ない
  • 長い開花期

寒さと暑さに強く育てやすい

西洋ニンジンボクは、高温にも低温にも強いです。

西洋ニンジンボクの原産は、ヨーロッパ。

そのため、寒さにはかなり強いです。

ただ、ヨーロッパ原産の植物の場合、その多くは、日本の高温多湿な夏に弱いことが多いです。

そのため、夏の暑さと湿度に耐えられず枯れてしまうことが普通。

しかし、西洋ニンジンボクはその点で心配がなく、暑さに強い植物なのです。

実際、『アウクバガーデン』の記事では、

直射日光が強く当たっていても、問題なく成長している

と書かれています。

夏の間に暑さと湿度に耐え切れずに枯れてしまう…ということがよくあるのですが、西洋ニンジンボクに関してはその点心配なし!

アウクバモデルガーデンでは、真南の、直射日光プラス西日がガンガン当たるところに植えていますが、全くものともせずにぐんぐん大きくなっています

出典元: アウクバガーデン公式HP

ですから、西洋ニンジンボクは夏でも冬でも枯れず、育てやすい植物なのです。

病気や害虫の被害が少ない

病害虫のリスクが低いのもメリットの一つです。

西洋ニンジンボクにはハチなどの虫が寄ってきます。

ただ、その他に寄ってくる害虫としては、『アブラムシ』が少し見られる程度。

また、病気としては、うどん粉病の発症が考えられます。

ですが、西洋ニンジンボクは病害虫に強いタイプの植物なので、それが原因で枯れる心配はほとんどありません。

花が長く咲き続ける

長期間にわたって花が咲いてくれます。

西洋ニンジンボクの開花期は7月~9月までの約3ヶ月間と、かなり長いです。

真夏の暑い時期に咲き続けるため、約3ヶ月間を楽しめます。

高温の季節に暖色系の花は暑苦しく感じますが、西洋ニンジンボクの紫や白の花は涼しげな印象を与えます。

なので、暑さを和らげる役割を果たしてくれるため、多くの人に愛されています。

西洋ニンジンボクを後悔せずに栽培するポイント

後悔しないように西洋ニンジンボクを育てるには、以下のポイントに気を付けてください。

  • 成長後のサイズを考えて植え付ける
  • 剪定で適切なサイズに保つ
  • 手袋を着けて作業する

成長後のサイズを考えて植え付ける

成長後の姿を思い描いてうえで植えましょう。

西洋ニンジンボクは最大3メートルまで巨大化します。

なので、建物や他の植物から3メートル以上離れた場所に植えることをオススメします。

地植えする前に、縦横3メートルに成長した姿をイメージすることが重要。

もちろん、日当たりが良く、水はけの良い場所を選ぶことが基本です。

剪定で適切なサイズに保つ

剪定を使って大きさをコントロールしましょう。

西洋ニンジンボクは放置すると3メートルまで成長しますが、定期的に剪定することで、約半分の大きさに抑えることが可能です。

たとえ大きく育っても、剪定を行えばサイズを小さくすることができます。

剪定の適期は、葉が落ちる2月下旬から3月にかけてです。

西洋ニンジンボクは強剪定にも耐えるため、初心者でも安心して行えます。

手袋を着けて作業する

必ず手袋を着用したうえで触れてください。

肌が敏感な方が西洋ニンジンボクに直接触れると、皮膚炎などを引き起こす可能性があります。

影響は少ないとは思われますが、剪定などの世話をするときにはガーデングローブを使用しましょう。

また、手袋を使用すれば、ハサミや枝による手の傷つきを防ぎ、虫を素手で触る危険性も避けられます。

西洋ニンジンボクを植えてはいけない理由に関するまとめ

今回は、西洋ニンジンボクを植えてはいけない理由について情報をまとめてみました。

西洋ニンジンボクは、毒性や巨大化する性質から植えてはいけないといわれる植物の一つです。

ただ、適切に対策をすれば、夏でも冬でも育てやすいので、庭に広いスペースがあるならば、オススメの植物といえるでしょう。

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