よもぎを庭に植えてはいけない理由は増殖|効果的な除草方法も解説

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よもぎを庭に植えてはいけない理由について

よもぎを庭に植えて料理とかに使いたいんだけど、庭に植えてはいけないの?

このような疑問に答えます。

結論から言うと、増殖力が高く、いざ除草しようとしても、簡単に取り除けないからです。

当記事では、

  • よもぎを庭に植えてはいけない理由
  • よもぎを栽培する時のポイント
  • 増殖したよもぎを除草する方法

について分かりやすくご説明します。

よもぎを植える際のお役に立てれば幸いです 。

目次

よもぎを庭に植えてはいけない理由

よもぎの栽培を避けるべき主な理由としては、以下の4つがあります。

  • 増殖力が高い
  • 除草作業が困難
  • 花粉が飛散する
  • 虫が大量発生する

増殖力が高い

よもぎを庭に植えることを推奨されない理由は、その強力な繁殖能力にあります。

地下茎を伸ばして周囲に広がり、種からも繁殖するため、急速に成長し定着します。

これにより、庭に植えられた他の植物の生育スペースを侵し、植物たちの成長を阻害してしまいます。

除草作業が困難

もう一つの大きな問題は、広がったよもぎの除草が非常に困難であること。

よもぎは地下茎に養分を蓄えているため、単に地上部を刈り取っても問題を悪化させることになります。

新たに芽が出て、より一層よもぎの繁殖を促進してしまうためです。

よもぎを効果的に駆除するには、地下部分を掘り起こして根ごと除去する必要があります。

しかし、よもぎの地下茎は非常にちぎれやすく、一部が残ると、そこから再び根が伸びて芽が出てきます

なので、一度で完全に除去するのは難しく、多大な時間と労力が必要となるのです。

花粉が飛散する

花粉が多く飛散することになります。

実は、よもぎはキク科の植物で、8月から10月にかけて花を咲かせます

そして、その花から飛ぶ花粉は、くしゃみや鼻水などのアレルギー反応を引き起こす原因となるのです。

食用として安全に摂取できるよもぎですが、その花粉でアレルギー反応を示す人もいます。

このため、よもぎを栽培する際には、近所の方への影響を考慮し、適切な対策を行わなければなりません。

虫が大量発生する

よもぎは虫を引きつける性質があり、特定の害虫が集まることで知られています。

例えば、

  • ヨモギヒゲナガアブラムシ
  • ヨモギハムシ

などの虫が大量に寄ってきます。

これらの害虫は、益虫であるテントウムシやアブラバチをも呼び寄せ、自然な病害虫対策として一定の効果を発揮します。

ですが、アブラムシが大量発生すると見た目が悪く、気分も害されがちです。

よもぎを食用目的で植える場合は、この点をデメリットとして考慮する必要があります。

よもぎを栽培する時のポイント

よもぎの栽培を効果的に行うには、以下のポイントがあります。

  • 鉢植えで管理する
  • 花を咲かせない工夫をする
  • 害虫対策をする

鉢植えで管理する

よもぎは、地植えにすると地下茎を通じて迅速に広がります。

ただし、鉢植えやプランターで育てれば、その拡散を抑えることができます。

地下茎の拡がりを制限することで、他の植物への影響を防ぎながら、栽培を楽しめます。

また、根が詰まりやすいため、年に一度、秋に植え替えを行うことが推奨されます。

花を咲かせない工夫をする

よもぎの花粉はアレルギーの原因となるため、花を咲かせずに栽培する方法が有効です。

8月以降に花穂が現れ始めたら、花が開花する前に摘み取りましょう

そうすれば、花粉の飛散を防ぐことができます。

この方法は、種からの繁殖も防ぐため、全体の管理が格段に楽になります。

害虫対策をする

食用としてのよもぎ栽培を考えている場合、アブラムシなどの害虫対策が必須です。

植え付け時にオルトランの粒剤を施すなど、初期段階で予防措置を講じると効果的です。

これにより、よもぎが健康に成長し、食用としての品質も保たれます。

増殖したよもぎを除草する方法

増えてしまったよもぎを除草するには、以下の方法があります

  • 根元から完全に除去する
  • 除草剤を利用する

根元から完全に除去する

地下茎は広がりやすく、単に地上部を取り除くだけでは不十分です。

そのため、よもぎを完全に駆除するには、地上部だけでなく地下の根も丹念に取り除く必要があります。

ただ、手で抜こうとすると、根がちぎれやすいです。

なので、シャベルを使用し、土を深く掘り返して根を可能な限り取り除いてください。

ちなみに、根を一度に全て取り除くのは困難で、芽が出なくなるまで何度もこの作業を繰り返す必要があります。

除草を実行するタイミングは、7月~10月(地下茎の栄養が貯まる前)の間に行うと効果的です。

除草剤を利用する

もう一つの駆除方法は、除草剤を使用することです。

広範囲に渡り、よもぎの繁殖が見られた場合、除草剤の散布は迅速な解決策となります。

特によもぎに効果的な除草剤を選んでください。

初回散布後によもぎが残ることがありますが、繰り返し散布することでより高い駆除効果が期待できます。

よもぎを庭に植えてはいけない理由に関するまとめ

今回は、よもぎを庭に植えるべきではない理由について情報をまとめてみました。

よもぎは増殖力が高く、簡単に除草できないことから植えてはいけないといわれています。

ただ、鉢植えを利用したり、花を咲かせないように対処することで、増殖を防ぐことが可能です。

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